
Windows Server 2008/2008 R2 のサポート終了
Windows 7 と同様に、Windows Server 2008/2008 R2 についても2020年1月14日でサポートが終了いたします。しかし、PCの Windows 10 への移行だけでも予算や人員がかさみ、なかなかサーバーまで手が回らないご担当者様も多いのではないでしょうか。
とはいえ、サポートが終了したサーバーを使い続けることは、知らないでは済ませれない大きな危険性があります。また、サーバーOSの移行はクライアントOS以上に期間を要しますので、“今すぐの移行検討”が必要です。



2018年1月~11月末まで発見されたWindows Server 2008、2008 R2の脆弱性は123件で、約3割がレベルⅢ(危険)の高い脆弱性でした。





最新OS搭載サーバーへの移行メリット
最新OSである Windows Server 2019 は、Windows Server 2008 から大幅に進化し、機能強化により、さまざまなメリットがあります。また、仮想化技術を活用することにより、サーバー台数を削減、省電力やコスト削減を実現することができます。
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Windows Defender ATP の搭載やSDNによる仮想ネットワークの暗号化などが実装され、よりセキュリティが強化されています。
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仮想化でサーバーを集約。運用台数の削減を図り、運用コストを削減します。
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最新のWindows Server 2019は、2029年1月まで延長サポートが予定されています。
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最新サーバーは、性能、機能強化により、省電力や運用負荷の軽減が図れ、ランニングコストを削減します。
既存サーバーの延命と移行
業務システムなどが稼働しているサーバーについては、OSと共に業務システムもアップグレードしなくてはならず、移行には大きな費用と十分な期間が必要となりますが、サーバーの故障による業務継続リスクは至急解決しなければなりません。
そこで、ひとまず既存サーバーを丸ごと「仮想変換」し、新しいサーバー上に「仮想サーバー」として移行することで、サーバーの故障による業務継続リスクを速やかに解決できます。
また、Windows Server 2019 は、サーバーライセンス×1台分で「2台の仮想サーバー」を使用することができますので、新しい1台の物理サーバー上に「既存のサーバー」と「Windows Server 2019」の2台の仮想サーバーを構築し、新旧環境を並行稼働させつつ時間をかけて新しいサーバーOSへの移行を行うことができます。
初期費用とライセンスの節減
Windows サーバーのバージョンアップを行う際、新しいサーバーのハードウェアを購入するだけでなく、サーバーに接続するPCの台数または従業員の人数に応じた「Windows Server CAL」を購入し直す必要があります。
例:PCが200台の場合 ¥4,000×200台=¥800,000 (参考価格)
しかし、Microsoft Azure などのクラウドサービスを利用する場合、「Windows Server CAL」が不要となる特典があるので、これらの初期費用がほとんど不要になります。
クラウドサービスへサーバーを移行することで、初期費用の節減だけでなく、以下のメリットも得られます。
- ハードウェアの修理や経年劣化による買い替えの必要がありません。
- 自社のサーバー室が不要になり、空調や停電などの問題もなくなります。
- 自家発電や免震などの設備が整ったデータセンターにより、BCP対応も万全になります。
- CPUやメモリ、HDDなどを後から自由に拡張することが可能です。
さらに、必要に応じて「縮小」することでランニングコストを下げることもできます。 - 自社の資産にはならないため、固定資産税の支払いや減価償却の手間も不要です。

ハイパーでは、Windows Server 2008/2008 R2 からの移行について
物理サーバー 物理サーバーへのアップグレード移行
物理サーバー 仮想サーバーへのアップグレード移行
物理サーバー クラウドサービスへのアップグレード移行
物理サーバーの仮想化による延命措置
など、様々なケースで豊富な実績があります。さらに、Windows 10 の導入に伴う「WSUSサーバー」や
「Active Directory」の導入や「Azure File Sync」などを活用する「ハイブリッドサーバー」など、
新規にサーバーシステムを構築する際も「とことん。」サポートさせていただきますので、どうぞお気軽にお問い合わせください。