
インターネット分離とは
「インターネット分離」とは、社内の業務用ネットワークと、インターネットに接続する外部ネットワークを切り離して、マルウェア感染や情報漏えいリスクを根本から排除する仕組みです。近年、急増するランサムウェアや標的型攻撃の被害は、攻撃の入口としてメールだけではなく、Webサイト経由からの攻撃が増加していますが、Webサイト経由の攻撃が悪質なのは、ユーザーが「攻撃を受けたことに気づきにくい」点であることです。
その対応策として、IPA(独立行政法人情報処理推進機構)、NISC(内閣サイバーセキュリティセンター)は、個人情報などの重要情報を扱うシステムをインターネット接続環境から分離するよう推奨しています。
従来の「インターネット分離」の方法として、金融機関等ではインターネット専用端末を設置して、社内業務用ネットワークと物理的に切り離すことで、インターネットからの脅威を防いできました。しかし、物理的な分離は確実な手段ではあるものの、導入コストや管理運用コストが高額である上に、インターネットを利用するために別の端末まで移動しなければならないため、利用者の利便性も低下します。



Hyper Cloud Browserの特徴

- Webブラウザをクラウド(仮想)サーバー上で実行し、画面のみPCに転送します。使用感はPC上のブラウザソフトとまったく変わりません。
- クラウドサーバーから社内ネットワークへは接続できないため(一方通行)、万が一クラウドサーバーがマルウェアに感染した場合でも、社内ネットワークや業務用PCに影響はありません。
- 物理的なインターネット分離の場合には、社内業務用と、インターネット接続用に2台のPCを使い分ける必要があるのに対し、「Hyper Cloud Browser」では、1台のPCから安全にインターネット接続(Webブラウジング)が可能となります。
- Webブラウザでダウンロードしたファイルは、自動的にOS標準の「Windows Defender」と「ESET File Security」による二重のウイルススキャンを経てからNAS内の共有フォルダに移動します。
- クラウドサーバーからPC間の通信は全て暗号化されますが、固定IPアドレスや専用線、高価なVPN装置は不要です。
(固定IPアドレスの場合は、よりセキュリティを高められます) - リモート操作による安心の運用サポート付きです。